2IMG_3489



スポンサードリンク
愛をください

LOVEオーディション21。いわゆる5期オーディションで新垣里沙はモー娘入りした。「モーニング娘になりたい!」の一心 で、少しでも芸能界に近付くために子役として芸能事務所に所属した経歴もある。その時に出演した、おもちゃ会社のCMがオーディション番組中に流れたのが 発見され、コネ疑惑が広まった。

オーディションの会場へは、家族みんなで行った。帰りには、家族で東京タワーにのぼり、テレ東本社に向け てお祈りをした。「モーニング娘になりたい」などという、荒唐無稽な小学生の夢を、本気で応援し、支えてくれたのが家族だった。そんな家族への感謝を、雑 誌で「家族のおかげでモーニング娘に入れたと思ってます」と素直に表現した。すると「コネで入ったことを認めた!」と曲解された。

TV出 演では、加入して間もないのに「モーニング娘。の新垣里沙です!」と自己紹介し、『Mr.Moonlight』を「私たちの曲」と言った。夢を果たせた嬉 しさと、メンバー入りした責任感の表われだった。しかし、身の程知らずと叩かれた。厳しいレッスンに涙をにじませながらも「泣いてないですよ」「人前で泣 くのって、恥ずかしいじゃないですか」と気丈に笑って見せた。それが「生意気」と見られた。

全てが、裏目だった。
初 めてのコンサートでは「辞めろ!」「死ね!」と客席から罵倒された。「コネ帰れ」などと書かれたボードを掲げる“ファン”までいた。年端も行かぬ12歳の 少女に、一部の観衆は容赦なかった。ネットでも叩かれていた。ファンクラブのグッズも全く売れなかった。視力の良い新垣からは、ステージの様子も全て見え ていた。それでも彼女は、決して彼らを恨まなかった。ただの一度も泣き言を言わす、ひた向きな笑顔を絶やさなかった。ファンへのメッセージにはいつも「あ りがとう」と書かれていた。

モー娘メンバーへのアンケートで、「モーニング娘。になって辛かったこと」の欄があった。

新垣の回答欄だけ、空白だった。

辛くなかったわけなんてないのに。

髪を切って夢を磨く 好きな空を目指すために

い つしか目標だった後藤は卒業し、憧れていた安倍もいなくなった。年下キャラとして全ての人に愛されていた辻・加護もいなくなった。気付いてみれば、6期メ ンバーが増えていた。もはや5期は中核を担うべきポジションであり、新垣は、1番下っ端のお荷物メンバーではいられなかった。

保田圭は、自らの卒業に際し、後輩である新垣に「頑張ってれば、誰かが見ていてくれるから」というメッセージを送った。
わずか13歳の少女は、言われるまでもなく、頑張った。
これほどの逆風にも決して折れず、ステージ上では精一杯の笑顔と、「ファン」への感謝、そして地道な努力を絶やさなかった。
どんな風が吹いても負けない、まさに新垣里沙はタンポポになろうとした。

そんなひたむきな新垣の姿勢は、「ファン」の心理にも微妙な影響を与えていた。
新垣を取り巻く空気が、少しずつ変わり始めていたのだ。

ある日、新垣はトレードマークだったおさげ髪をやめた。
女 子かしまし物語の歌詞でもフィーチャーされている通り、前髪を切ることによって、新垣里沙は次のステージに進んだ。特にきっかけがあったわけではない。そ れはおそらく、彼女の決意による。それはまるで元服の儀だった。今までの子役上がり風のポジションから脱却を目指し、ストレートな「アイドルとしてのかわ いさ」を模索し始めたのだ。ぎこちなかった笑顔は、いつしか本当の笑顔になっていた。

ネットにも「新垣本当に綺麗になったな」「おまえら、本当はガキさんが可愛いと思ってるくせに」といった声が増えてきた。


スポンサードリンク
「モーヲタ」達は、ようやく新垣里沙という少女をまともに見ることが出来るようになったのだ。

かつて吉澤ひとみは「アイドル、それは生きる希望」と言ったが、新垣里沙はそれを体現してみせた。諦めずに頑張れば、どこかへ辿り着く。今となっては、オーディション当時「この子は将来絶対美人になるでェ…」とつぶやいたつんく♂の慧眼に、改めて感服するほかない。

子役上がりの小生意気な小学生の面影はもうない。飾らない人柄と新鮮なリアクション、そして“ウザかわいい”という新たな魅力を創出した、未来のモーニング娘。リーダーの姿がここにある。

成長したモーニング娘。時代の写真集・ソロでの卒業ソングは必見である。
笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~


スポンサードリンク












スポンサードリンク